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この記事の監修者 : 代表取締役 西市 匠

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塗装技能士1級 / 樹脂接着剤注入施工技能士1級
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15年以上にわたり建築業界にて従事してきた経験や知見をもとに、住まいや塗装に関する情報を発信しております。


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外壁の黒い筋は何が原因?雨だれ汚れの落とし方と予防方法を解説

目次

外壁の黒い筋は何が原因?雨だれ汚れの落とし方と予防方法を解説

外壁の窓の下や換気口の周辺に、黒い筋のような汚れができていませんか?

こうした汚れの多くは、外壁に付着したホコリや排気ガスなどの汚れを、雨水が集めながら流しきれなかった跡です。

雨だれ汚れは、外壁の状態によっては水洗いなどで改善できる場合があります。
ただ一方で、汚れの種類や汚れが長期間蓄積していたり、塗膜が劣化していたりすると、簡単には落とせないこともあります。

この記事では、外壁に黒い筋ができる原因から、適切な落とし方、再発を防ぐ方法まで詳しく解説します。

外壁にできる黒い筋の正体とは?

外壁にできる黒い筋は、「雨だれ」とも呼ばれ、雨水とともに流れた汚れが流れ切らずに特定の場所に残り続けたり、繰り返し付着することで発生する場合があります。

ただし、黒ずみの原因は雨だれだけではありません。カビや藻、排気ガスなどによる汚れも考えられるため、発生場所や汚れの状態を確認することが大切です。

カビやコケによる黒ずみとの違い

外壁の黒ずみには、雨だれ汚れ以外にも、カビや藻などが関係している場合もあります。

カビや藻による汚れは、日当たりや風通しが悪く、湿気が残りやすい場所に、広がるように発生することが比較的多いですが、
雨垂れによる黒ずみは、汚れが溜まりやすい窓枠や換気口の下などに筋状に現れやすいのが特徴です。

黒い筋ができやすい場所

雨だれによる黒い筋は、外壁の凹凸部や窓枠や換気フード周辺などの汚れが集まりやすい場所に発生しやすい傾向があります。

代表的な場所は次のとおりです。
・窓枠の下
・換気フードの下
・笠木や水切りの下
・外壁の凹凸部分

外壁に雨だれ汚れができる原因

雨だれ汚れの発生には、雨水の流れ方や外壁表面の状態など、さまざまな要因が関係しています。

同じような構造の住宅でも、窓枠の形状や外壁材、塗膜の状態によって汚れ方は異なります。

ここでは、雨だれ汚れが発生しやすくなる主な原因を解説します。

窓枠や換気フードの周りに付着した汚れ

窓枠や換気フード周辺には、日常的にホコリや砂ぼこりなどが付着しています。雨が降ると、これらの汚れが雨水とともに流れ、外壁に付着することがあります。

また、換気設備の種類によっては、排気に含まれる油分などが汚れの原因になる場合もあります。

外壁表面の凹凸と汚れの蓄積

外壁材の表面には、デザインや仕上げ方法によってさまざまな凹凸があります。凹凸がある部分にはホコリなど汚れが溜まりやすく、雨水だけでは汚れが十分に流れ落ちないことがあります。

ただし、凹凸がある外壁が必ず汚れやすいわけではなく、塗膜の劣化状態や雨の当たりやすさなどの周辺の環境などによっても汚れ方は変わります。

塗膜の劣化による防汚性能の低下

外壁の塗膜には、汚れを付着させにくくしたり、汚れを流しやすくしたりする機能があります。

塗膜が、年月とともに紫外線や雨風などの影響を受け続け劣化することにより、表面の防汚性能が低下し、汚れが付着しやすくなる場合があります。

ただし、雨だれ汚れの発生は塗膜の経年劣化症状の一つですが、これだけではすぐに塗り替えが必要であると断定はできません。
色あせやチョーキング、ひび割れなど、ほかの症状も含めて判断することが大切です。

外壁の黒い筋・雨だれ汚れの落とし方

外壁の雨だれ汚れは、汚れの種類や外壁の状態によって、適切な洗浄方法が異なります。
そして、比較的軽い汚れであれば、水洗いなどで改善できる場合があります。

しかしながら一方、長期間蓄積した汚れや塗膜の劣化を伴う場合は、洗浄だけでは十分に改善しないこともあり、無理をすると外壁などを痛める可能性もあります。
まずは外壁材や塗膜の状態を確認し、無理のない方法で対処することが大切です。

水と柔らかいスポンジによる洗浄

軽い雨だれ汚れであれば、水と柔らかいスポンジなどを使用して落とせる場合があります。
ただし、塗膜の剥がれやひび割れがある場所では、水が内部に入り込むおそれがあるため、洗浄は控えましょう。

作業方法としては、まずは汚れの部分にホースなどで水をかけてみましょう。場合によってはこれだけで汚れが除去できる可能性があります。
落ちない場合は、柔らかいスポンジで塗膜を傷つけないように優しく洗います。

外壁用洗浄剤を使用する場合

外壁用洗浄剤を使用する場合は注意が必要です。
洗浄剤によって対応する外壁材や塗膜が異なるため、使用前に製品の説明や注意事項を必ず確認する必要があります。

また、洗浄剤の種類によっては、変色や塗膜への影響が生じる可能性もあります。外壁用洗浄剤を使用する場合は、目立たない場所で試し、指定された濃度や使用方法を守りましょう。異なる洗浄剤を混ぜて使用することも、避けてください。

高圧洗浄機を安易に使用しない方がよい理由

高圧洗浄機は汚れを効率よく落とせる一方、水圧が強すぎると外壁材や塗膜を傷めるおそれがあります。
特に、塗膜の劣化が進んでいる場所やシーリングの傷んだ部分では、水圧によって塗膜が剥がれたり、隙間から水が入り込んだりする可能性があります。

また、外壁材の種類によっては、高圧洗浄そのものが適さない場合もありますので、お客様ご自身での作業はあまり推奨しません。

雨だれ汚れを予防する方法

雨だれ汚れを完全に防ぐことは難しいものの、日頃の手入れや建物の状態に合わせた対策によって、汚れの発生を軽減できる場合があります。

定期的に汚れを落とす

雨だれ汚れは、ホコリなどの汚れが繰り返し付着することで目立つようになります。
そのため、外壁の状態に問題がなければ、汚れが軽いうちに適切な方法で洗浄することが予防につながります。

特に、窓枠の下や換気フードの周辺など、汚れが発生しやすい場所を定期的に確認するとよいでしょう。

低汚染性塗料による汚れの付着軽減

外壁塗装を行う際に、汚れが付着しにくい性質を持つ低汚染性塗料を選ぶ方法もあります。
低汚染性塗料には、塗膜表面に汚れが付着しにくくなるよう工夫された製品があり、雨だれ汚れの軽減が期待できます。

ただし、低汚染性塗料であっても、すべての汚れを防げるわけではありません。

雨だれ汚れは外壁塗装で解決できる?

雨だれ汚れが気になる場合でも、必ずしも外壁塗装が必要とは限りません。
塗膜の状態が良好で、表面的な汚れだけであれば、洗浄によって改善できる可能性があります。

一方で、塗膜の劣化が進んでいる場合や、汚れが塗膜に深く付着している場合には、洗浄だけでは十分な改善が難しいこともあります。

大切なのは、汚れの状態と外壁の劣化状況を分けて考えることです。

洗浄だけで改善できるケース

外壁の塗膜に大きな劣化がなく、雨だれなどの汚れが表面に付着しているだけのケースや汚れの種類がホコリや土などのである場合などのケースにおいては、洗浄だけでも十分に外壁を綺麗にできます。

ただし、汚れが長期間蓄積している場合や、汚れの種類、建物の材質などによっては、完全に落とせないこともあります。

塗装を検討した方がよいケース

雨だれ汚れに加えて、外壁の色あせやチョーキング、塗膜の剥がれなどが確認できる場合は、外壁塗装を検討する目安になることがあります。

また、汚れの種類や長期間にわたる蓄積が原因で汚れの除去が十分にできない場合においても、塗装を検討された方が良いかもしれません。

再塗装しても汚れが再発するケース

外壁を塗り替えた場合でも、天候や周辺環境によっては、雨だれ汚れが再発することがあります。

しかし、汚れの蓄積のしやすさはかなり改善が期待できるので、定期的に軽く水をかけるなどの洗浄を行うだけで美観を維持することが可能になる場合があります。

外壁の雨だれ汚れに関するよくある質問

雨だれ汚れは放置しても大丈夫?

はい、他に外壁のひび割れなどの緊急性の高い症状が出ていなければ、すぐに対処する必要は、ありません。
雨だれ汚れそのものは、主に外壁の美観に関わる問題であり、すぐに建物へ重大な影響を与えるとは限りません。

黒い筋は自分で落とせる?

はい、比較的軽い雨だれ汚れであれば、水と柔らかいスポンジなどで落とせる場合があります。
ただし、外壁材や塗膜の状態によっては洗浄で傷むことがありますので、無理に作業しないようにしましょう。

雨だれ汚れが目立ちにくい外壁の色は?

一般的に雨だれの汚れが見にくいのは、黒系のグレーなどが黒っぽい汚れやホコリが比較的目立ちにくい色として挙げられます。

一方、白などの明るい色では黒い雨だれ汚れが目立ちやすくなる場合があります。

まとめ|黒い筋の原因に合わせた対処が大切

外壁にできる黒い筋は、雨水がホコリなどの汚れを運ぶことで発生する「雨だれ汚れ」が原因となっている場合があります。
比較的軽い汚れであれば、水洗いなどで改善できることもありますが、外壁の状態や汚れの種類によって、適切な洗浄方法が異なります。

また、塗膜の劣化が進んでいる場合には、洗浄だけでは十分な改善が難しいこともあります。
雨だれ汚れを適切に対処するためには、汚れの種類だけでなく、外壁の状態や雨水の流れ方を確認することが大切です。
無理に汚れを落とそうとせず、建物の状態に合った方法を選びましょう。

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