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【軽い屋根材】《コロニアル(スレート)》に葺き替える場合の注意点とは

目次

屋根を《コロニアル(スレート)》に葺き替える場合の注意点とは

この度は、匠PAINTのブログを閲覧いただきありがとうございます。
この記事が、僅かでも皆様の暮らしのお役に立てたら幸いです。

さて今回は、軽い屋根材として人気の高い《コロニアル(スレート)》ですが、もちろん弱点となる部分も存在します。
主な注意点は、3点

1. 軽量であるが故に、薄く割れやすい
2. 汚れがつきやすく、目立ちやすい
3. 耐久年数が約15年と短い


《コロニアル(スレート)》の商品種類にもよりますが、主にこの三点が弱点として挙げられます。
今回は、これらの弱点をより深くご説明させていただこうと思います。

コロニアル(スレート)の3つの弱点

上でもお話しさせていただきましたが、
《コロニアル》(スレート)という屋根材は他の屋根材と比較すると、軽量で安価というメリットがある一方で、
耐久性・防汚性という面にデメリットを抱えています

コロニアルというのは本来、スレートの中の、一商品の名前です。
スレートという大きな括りの中にある一つの集合体を、コロニアルといいます。


1. 軽量であるが故に、薄く割れやすい

コロニアル最大の特徴である軽量さ
平均的な厚み約5mm。重さは、一枚あたり約3kg。平均的な日本瓦と比較すると、おおよそ三倍程度軽いです。
故に、非常に割れやすいのです。

とはいえ、コロニアルの場合割れたからすぐに雨漏りが始まるか、というとそうでもなく。
コロニアルは、ほとんどの商品が二重構造になっています。
なので割れているのは大体、デザイン柄の入った表面だけといったことが、よくある被害です。

あと地味に注意なのが、強風です
知らない間に割れていたコロニアルが強風で飛ばされ、自車にぶつかって傷になった。
また、隣の家の庭や壁を傷つけた。
ということも起こりますので、破損に気がついたら放置はせず、専門業者に修繕のご依頼をお願いします。

2. 汚れがつきやすく、目立ちやすい

コロニアルの特徴その2が、汚れがつきやすく、目立ちやすいというもの。

コロニアルを使用する場合のメリットして挙げられるもの中に、デザイン性の高さがあります。
色や柄だけでなく、模様として、表面が波打っていたりデコボコしたりとさまざまな種類が存在しています。
ですが、そのデザイン性の高さが仇となるのです。

表面に凹凸があるということは、雨が降った際も汚れ屋根に残りやすいということです。
塗装して間もない頃であれば、撥水性の高さで溜まりにくくすることは可能です。
しかし、塗料の劣化が進み撥水性が失われた時は、汚れが流れ切らないことが増えていきます。

また、凹凸が多いことの弊害してカビやコケの発生リスクが高まります
気がつくと屋根が黄緑がかっている。その原因が、カビやコケなのです。
そういった症状が見られる場合は、塗料がすでに機能していないことを示していますので、
屋根塗装をご検討されることをオススメします。

3. 耐久年数が約15年と短い

耐久年数の短さはある意味、1と2が理由で起こっているともいえます。

コロニアルの原材料として多く含まれているのが、セメントです。
主にセメントと繊維を配合して、コロニアルは作られています。
そもそも主材料であるセメントが、気温の変化や水分にそれほど強いわけではありません。

そして屋根は住宅の中で最も過酷な状況に晒されていますので、
そういった点も、コロニアルの耐久性の低さにつながっている要因として挙げられます。

まとめ

今回のまとめ

コロニアルは、耐久性と防汚性(汚れにくさ)の低さが弱点
とはいえ、デメリットだけではありません。

メリットとして、
瓦の約3分の1というなの軽量さ
デザイン性の豊富さ
後の屋根リフォームを見据えた場合の、柔軟性
が、あります。
中でも後の屋根リフォームを見据える場合は、リフォーム費用や必要な工事費などを大きく減らせる可能性があるので、
ご検討されてみてもいいかも


屋根のリフォームは、しっかりとメリットデメリットをご確認いただいた上で工事を進められることをオススメします。
費用面でも、工事後の安心でも、
良いものがと思うので、家は一生物ですので真剣に考えてあげてください。

この度は匠PAINTのブログをお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆様の暮らしを良い方向へと向かわせるきっかけとなれれば幸いです。

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筆者名:西市匠

資格:

一級塗装技能士
一級樹脂接着剤注入技能士

16年以上に渡って、住宅の屋根・外壁塗装に携わってきた経験や知見をもとに、住まいや塗装に関する情報を発信しております。