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【屋根の色】選び方とオススメの色をご紹介

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【屋根の色】選び方とオススメの色をご紹介

この度は匠PAINTのブログを閲覧いただきありがとうございます。
この記事が皆様の暮らしのお役に立てたら幸いです。

さて今回は、【屋根の色】についてのお話です。

屋根の色選びは、家の全体的な印象を左右する重要な要素です。
塗り替えを検討する際、屋根の色は美観だけでなく、機能性や快適性にも大きく影響します。

新築当時はすごく綺麗だったのに・・・。
周囲にいろんな色の家が増えてきた。
塗り替えたいけど、どんな色がいいのかわからない。

そんなお悩みは、この記事がまるっと解決いたします。

キーワードは「屋根の材質と色の効能」です。

屋根の色選びの重要性。色が持つ効能を知ろう

まず色を選ぶ前に、屋根の色が家の印象や機能性に及ぼす影響を理解しましょう。
色は、建物の美観だけではなく、住宅の機能性にも関わっているのです。

色が持つ効能とは

色が持つ効能について解説をさせていただく前に、ちょっと想像してみてください。

あなたは、オレンジや赤色などの明るい色を見たらどんな感情が湧いてきますか?
気分が上がったり、明るい気持ちが湧いてくるのではないでしょうか?

では暗い色ではどうでしょうか?黒や紺色などです。
今度は逆に、気持ちが落ち着いて、どこか澄んだような感情を抱いたのではないでしょうか。

色というのは、人の感情に大きく作用するのです。

あなたがもし、住まいに心地よさ・あったかさを求めるのであれば明るい色を。
住まいに、安心を、落ち着ける場所を求めるのであれば暗い色を。
そういった風にあなたが望む住まいの方向性から色を選ぶといった方法もあります。

色が与える機能性

今度は、反対に機能性といった点からお話しさせて頂こうと思います。

皆様も経験があるかと思われますが、
夏場、帽子を被らずに外に出てていると、ふと頭を触った時に「熱い」と感じたことはありませんか?

それが「色が持っている機能性」です。
頭の例で言うと「黒」が持っている機能で、熱を集めやすく溜めやすいといった特徴があります。
これは、黒だけではなく寒色系(暗い色)の色によく見られる特徴です。

そしてそれは、住宅でも起こっている現象なのです。特に屋根は、太陽の光を常に受け続けていますので、大変大きな影響を及ぼします。
冬場は、建物が熱を吸収することで室内を快適な温度に保つことができます。
しかし夏場は、逆に熱を溜め込んでしまい室内の気温が上がる要因の一つになります。

熱くなるのを防ぐといった意味では、「白を基調とした色がオススメです」。
また屋根の劣化スピードという点も考慮するのであれば、「同じく、白を基調とした色がオススメです」。

色を機能性で選ぶということはすなわち、「省エネ」に関係してきます。
エアコンなどのエネルギーを効率よく使用できれば、電気代のカットといった点もメリットになるのではとお思います。

色の選び方と、材質に合わせたオススメの色

さて、色が持つ効能について知ることができたら、次はいよいよメインの部分となる、
色の選び方と、材質に合わせたオススメの色についてお話しさせていただきます。

上でも軽く触れましたが、屋根は住宅の中で劣化のスピードが速い箇所になります。
とはいえ、一概に屋根といってもその素材はさまざまで、
瓦や金属、コンクリート・モルタルに、今すごく増えているボードタイプのものが存在します。

そしてもちろんそれぞれに特徴や特性もかわってくるので、ここからはそれぞれの材質に合わせたオススメの色をご紹介させて頂こうと思います。

【屋根瓦】の特徴とオススメの色

ーー特徴ーー
・屋根瓦の種類(セラミック瓦、コンクリート瓦、金属瓦など)は様々
・寒冷地にも、熱帯地にも対応が可能
・多種多様な色や形状、重量感が、落ち着いた雰囲気と威厳を感じさせる。

ーーオススメの色ーー

1. 黒・紺
落ち着いた味わいで、威厳を感じさせる。
汚れが目立ちにくく、メンテナンスがしやすい。

2. 赤・オレンジ
熱をある程度吸収するが、反射率もそこそこあるため、温暖な気候に適している。
外壁をクリーム色にして、地中海風の住宅デザインにするのが今のトレンド

ーー解説ーー
古くから使われている屋根材であるため、日本人には馴染み深い素材なのではないでしょうか。
耐久性に優れていて、長持ち。
ただ素材によっては、お住まいの気候状況によって色や素材を選ぶ必要性があります。

【金属(ガルバリウム鋼板・スレート)】の特徴とオススメの色

ーー特徴ーー
・ガルバリウム鋼板は、亜鉛、アルミニウム、およびシリコンの合金コーティングでできており、錆や腐食に非常に強いです。
・軽量で、既存の屋根構造に負担をかけることなく設置が可能。

ーーオススメの色ーー
1.シルバーまたはメタリックグレー
本来のガルバリウム鋼板の仕上がりを活かした色で、モダンな外観を実現します。
太陽光の反射率が良く、熱を効率的に反射して建物内の冷却に貢献することができます。

2.ホワイトまたはライトカラー
高い反射率で熱を反射し、建物内の温度上昇を抑える。

ーー解説ーー
最近の主流になりつつあるガルバリウム鋼板。
素材が薄いため、凹みや傷が目立ちやすかったり金属特有のサビが発生したりなどのデメリットはありますが、
それらも屋根材として使用したり、数年毎のケアを怠らなければ、持ち前の長い耐久性で長持ちすると思われます。

【コンクリート・モルタル】の特徴とオススメの色

ーー特徴ーー
・耐久性が高く、自然災害に強い
・屋根が平面になっているため、雨が流れずらい
・「塗り替え」という「防水加工」が必要

ーーオススメの色ーー
1.白を基軸にした色
素材の補熱性が高いためそれに合わせた白系の色がオススメ
屋根に明るさと清潔感が生まれる

2.グレー
素材そのもの色を使用することで、住まいの外観に調和をもたらします。
シンプルな色から、白系と同じぐらい人気がある色になります。

ーー解説ーー
このタイプの屋根は、機能性を軸に色を選択されることをオススメします。
こういった屋根に不具合が発生した場合、「雨漏り」などの住宅に直接的な被害になる可能性が高いので、耐久性にはご注意を。
とはいえ、必要なタイミングでしっかり対応を行なっていれば丈夫で長持ちする素材です。

※太陽光パネル・ソーラーパネルの設置を検討されている方に

完全に余談とはなりますが、最近、屋根に太陽光パネルを設置した一般住宅が増えてきました。
電気代の高騰が気になる中で、設置をお考えになられている方も多いと思いますが、
設置の際の注意点を住宅の屋根に関するプロである私からもお伝えさせて頂こうと思います

太陽光パネル・ソーラーパネルを設置する際の注意点

太陽光パネルの重量は一枚あたりおおよそ15kgと言われています。
それが平均で20枚前後設置されていて、その総重量は300kgにもなります。
設置を行ったからといってすぐに支障をきたすという点は考えにくいとは思いますが、屋根材によっては注意が必要です。


設置時は問題なくても、劣化が始まってからも問題がないとは言い切れません。
屋根は、劣化のスピードが速いため、
耐久性の高い塗料を塗るなど、劣化の進み具合に合わせて早め早めに異常に気がつき、対策を打つことが大切です。

まとめ

今回は、「屋根の色」に関するお話しでした。

色々な選択肢がある中で、色選びは大変な工程となると思われますが、自身の家の未来を描く工程でもあります。
生まれ変わる家の行く末を想像しながら、楽しく色選びをしていただけたらと思います。


この度はブログをご覧いただきありがとうございました。
この記事が皆様の暮らしを良い方向へと向かわせるきっかけとなれれば幸いです。

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筆者名:西市匠

資格:

一級塗装技能士
一級樹脂接着剤注入技能士

16年以上に渡って、住宅の屋根・外壁塗装に携わってきた経験や知見をもとに、住まいや塗装に関する情報を発信しております。