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あなたの家はもう手遅れかも? 外壁のひび割れに関して徹底解説

目次

あなたの家はもう手遅れかも? 外壁のクラックに関して徹底解説

この度は匠PAINTブログをご覧いただきありがとうございます。
この記事が皆様の暮らしをわずかでも良い方向へ向かわせるきっかけとなれれば幸いです。

ある日、ふと住宅の壁を見ると、気になる線が。
本当はそのままにしておくのは、よくないんだろうなと思いつつも、ついつい今日も後回しに。

今回は、そんな気になる住宅の壁や屋根に発生するひび割れ/通称:クラックについて解説させていただきます。

なぜクラックは発生するのか。そのままにしておくとどんなことになるのか。
正しく家の状態を知っていれば、不要な心配をする必要もなくなります。

そもそもクラックとは? 

ではそもそもクラックとはなんなのか?
クラックとは、住宅の壁や屋根に発生するひび割れのことを指します。
主にコンクリートやモルタル素地によく見られます。
同じクラックといえど、クラックの幅や深さ、発生源は様々でそれぞれのひびの大きさに合わせた対応が必要となります。

主な発生原因は?

主な発生原因は、4つ
1. 地震などの自然災害によるもの
2. 住宅の施工方法によるもの
3. 住宅の劣化によって発生するもの
4. 環境の変化によって発生するもの
となります。

クラック自体、発生していると結構目に止まるので気が付きやすいと思いますし、自然災害が発生した後などは特に顕著に確認できると思います。

クラックの種類とそれぞれの対応方法

では実際に、クラックが発生していた場合はどのような対応策を取れるのか。

まずクラックは、その大きさと幅、深さによって対応が異なります。
そもそもクラックの種類によっては、放置していても問題のないものもあるのです。
ひびの幅や大きさが小さいもの、浅いものに関しましては、比較的軽度の補修で修復が可能です。
しかしながら、それが大きく/深くなるほど対応が困難になっていきます。

対応が困難ということは、それだけ費用がかかります。
なので比較的症状が軽度のうちに対応しておくことが、費用面や住宅の寿命という面から見ても大切です。

01. 微細クラック/マイクロクラック(0.1mm以下)

微細クラックは、おおよそ0.1mm以下のクラックを指します。
コンクリートの表面に現れ、人の目で確認することはほとんどできません。
基本的な対処法は、放置です。高層マンションの基礎や、橋梁などであれば補修施工をすることがあります。

02. ヘアクラック(~0.2mm)

ヘアクラックは、おおよそ0.2mmまでのクラックを指します。
比較的小さなクラックとなりますので、ある程度放置をしていたも問題はありません。
放置するデメリットとしましては、美観を損ねるといった点といずれ大きなクラックにつながる可能性があるといった点になります。



↑ヘアクラックの図解:塗膜の部分にだけひびが入っている状態。



発生原因

  • ・硬いものをぶつけた
  • ・塗膜が劣化してきた
  • ・塗装工事後、早期で現れた場合は、施工不良の可能性も



対処法
・修復施工をする場合は、シーリングを行った後に塗装をするといった流れになります。

03. 構造クラック(0.3mm以上)

構造クラックとは、構造に影響を及ぼす可能性の高い深刻なひび割れ(クラック)です
このクラックは、主にコンクリートやモルタルで見られます。
中でも幅0.3㎜を超える大きさのクラックは、外壁内部から外壁材そのものが割れている構造クラックである可能性が高く、
ヘアクラックと比較しても緊急性の高い状態です。



↑構造クラックの図解:外壁の部分にまでひびが入っている状態。
外壁にまでひびが達している場合、雨が降った際には建物内部にまで雨が侵入してしまいます。



発生原因
  • ・地震などの自然災害によるもの
  • ・経年劣化や気温の激しい変化によって生じたもの
  • ・建物の構造上、負荷がかかって発生したもの



対処法

構造クラックの場合は、クラックの状態、素地によって工事の工法が変わります。

パターン1.
-補修箇所がコンクリートまたはモルタル-

・電動圧力樹脂注入
・表面保護工法
・低圧樹脂注入工法

パターン2.
-補修箇所がコンクリートまたはモルタル以外。また、補修後に塗装を行う場合-

・Uカット工法による補修工事
・樹脂注入による補修工事
・シーリングによる補修

対応すべきクラック

クラックは、見つけ次第対応するべきです。
理由としては、経年劣化していくうちにその幅と深さは悪化してくからです。
ひびの幅が0.06mmほどあれば、雨水などは侵入してきます。

とはいえ、全てのクラックに対応していたのでは費用がいくらあっても足りません。
なので一つの基準といたしましては、
クラックの幅が0.2mm以上または、深さが4mm以上の場合は、対応をご検討される事をお勧めします。
それ以下のものは、様子を見ながら、広がっていくようなら対応策を打っていくといったことをオススメします。

ではクラックが発生しているとどんな不具合があるのか?

典型的な問題点で申しますと、主に2点になります。

1点目 ー 雨漏り

2点目 ー 住宅の耐久性

下記の記事にも掲載させていただきましたが、

クラックを軽視してはいけません。
それは、確実に住宅の寿命を縮めます。


雨に関するトラブルには、特に敏感に。
住宅トラブルは住まれている人にも、影響を及ぼします。

想像してみてください。
カビが発生した天井。シミのように変色した内装の壁。湿気が溜まった押し入れや、クローゼット。

その中で生活している自分たち。

雨での住宅トラブルは待ったなしです。外壁の内側に水が回ってしまったら、もうすでに手遅れなのです。

まとめ

”結論”

室内に水が入ってきたら、もう手遅れです。そうなってしまう前のケアが大切です。
雨漏りへの対処に100%は、ありません。進行具合によっては、水の侵入口を特定することは不可能になります。
その場合、住宅の修繕方法は、大規模なリフォーム工事しかありません。

家は日々劣化し続けます。
寿命も永遠ではありません。


気になることがあれば、信頼できる業者さん見ていただき、今の家の状態を把握しておくことが大切です。

この度はブログをご覧いただきありがとうございました。

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筆者名:西市匠

資格:

一級塗装技能士
一級樹脂接着剤注入技能士

16年以上に渡って、住宅の屋根・外壁塗装に携わってきた経験や知見をもとに、住まいや塗装に関する情報を発信しております。